肌が乾燥するとどうなる?乾燥肌とは?原因や自分でできるケア方法

乾燥肌は、多くの方が抱える肌のトラブルのひとつです。

最近は、秋冬の空気が乾燥する季節だけでなく、一年を通して肌の乾燥に悩む方が増えています。

そこで、今回はなぜ乾燥肌になってしまうのか、乾燥が進むとどうなるのかについてまとめました。

肌が乾燥する仕組みを知って、しっかりとセルフケアをしていきましょう。

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乾燥肌とは?肌が乾燥する仕組みや原因を紹介

まずは乾燥肌とはどんな肌か、乾燥する仕組みを紹介します。

乾燥肌の状態

肌の皮脂と水分が不足し、潤いがなくなった肌が乾燥肌です。

乾燥肌では表皮の角質層の水分量が30%を下回っているため、肌の潤いを保てません。

そのため、肌がカサカサしたり、ざらついたり、粉をふいたような状態になったりするのです。

ときには乾燥から皮膚が炎症を起こし、かゆみを引き起こしたりします。

そのほか、乾燥しているのに肌がべたついて、ニキビができるケースも多いようです。

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乾燥した肌に不足している潤い成分

健康な肌は、一番外側にある角層の細胞が隙間なく規則正しく並び、外部の刺激から肌を守ります。

これがバリア機能です。

バリア機能をしっかりと機能させるには、3つの潤い成分を保つことが必要です。

皮脂

皮脂とは、肌内部の皮脂腺から分泌する脂のことです。

汗腺から分泌される汗などと混ざり、肌の表面に皮脂膜を作ることで、肌の水分が蒸発するのを防ぎます。

またウイルスなど、外部からの侵入も防ぎ、刺激から肌を守ります。

皮脂は「肌がべたつく」「ニキビができる」など、悪いイメージを持ちがちですが、肌の健康を守るために、大切な役割があるのです。

細胞間脂質

肌のもっとも外側にある角質細胞を密着させ、隙間なく結びつけているのが細胞間脂質です。

角質細胞間脂質のうち40~50%がセラミドで、ほかの成分と共に水分を保つ役割を担っています。

細胞間脂質が不足すると角質細胞に隙間ができ、バリア機能が低下し、水分を保てなくなるのです。

天然保湿因子(NMF)

角質細胞には細胞間脂質のほかに水分を保つ成分として天然保湿因子(NMF)があります。

NMFはアミノ酸類・乳酸・尿素・クエン酸塩などで構成されている成分で、肌の水分保持することが役割です。

NMFが不足しても、肌の水分を一定に保てません。

潤い成分の不足によって肌はどうなる?

肌の潤い成分は、角質細胞をきれいに並べて、くっつけています。

すると、角質層に隙間がなくなるので、肌に外部からの刺激物質が入らないようになるのです。

同時に、肌内部から水分が蒸発するのを防ぎます。

しかし、潤い成分が不足すると角質に隙間ができてしまいます。

それによって、バリア機能の低下し、外部刺激からダメージを受けやすい状態となるのです。

バリア機能の低下はさらなる肌の乾燥を促進し、肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーを乱します。

ほかにも、肌のゴワつき、かさつき、くすみなどのトラブルを引き起こすのです。

肌が乾燥する原因

ここでは、さまざまな肌を乾燥させる原因について紹介します。

間違ったスキンケア

自分の肌に合わない化粧品を使用したり、洗いすぎによるダメージが、もっとも多い乾燥肌になる原因です。

刺激の強い化粧品やゴシゴシ洗うことは、肌に必要な潤い成分を取り去ってしまいます。

すると、正常な肌よりもターンオーバーが早まり、未熟な細胞が表面に押し上げられるのです。

未熟な細胞は、保水力が低いため乾燥しやすく、そのためにバリア機能が低下し、さらに乾燥が進むという悪循環になります。

加齢

年齢を重ねると、細胞間脂質やコラーゲンなど肌の潤い成分は減少します。

うるおい成分が少なくなると、肌の保湿力は低下し、乾燥を招くのです。

適切なケアをしないと、さらに肌が乾燥します。

空気の乾燥

秋から冬は空気が乾燥するのに加え、暖房器具を使用することで、肌から水分が奪われていきます。

最近は冬だけでなく、春から夏にかけてもエアコンの使用により空気は乾燥しています。

一年中、肌は乾燥した空気にさらされているのです。

食生活の乱れ

栄養バランスが偏っていると、肌に必要な栄養が行き届きません

とくに現代人は、良質なタンパク質・ビタミン・ミネラルが不足しがちといわれています。

脂質や糖質が多いファストフードや外食が続くと、肌の水分と油分のバランスが崩れ、肌荒れにつながるのです。

生活習慣

過度のストレスや睡眠不足、運動不足では血行不良となり、疲労が蓄積します。

睡眠中は、肌や細胞の修復が行われ、成長ホルモンが分泌される、体にとって大切な時間です。

睡眠が不足すると、体の疲れが取れないばかりか、細胞の生まれ変わりが滞ります。

そのため、肌の機能が低下し、乾燥が進んでしまうのです。

ホルモンバランスの変化

女性の場合、女性ホルモンの分泌バランスは肌の調子を大きく左右します。

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類あり、美肌を保つにはホルモンバランスを保ことが欠かせません。

ホルモンのバランスが保たれていないと、皮膚の潤いが不足したり、皮脂の分泌量に影響を与えたりします。

遺伝的なもの

遺伝的な要因により、皮膚が乾燥しやすく、刺激に弱いことがあります。

遺伝的に肌が弱い、乾燥しやすい「体質」の場合、外部からの刺激により強く反応するとも言われています。
乾燥により症状が悪化することがあるので、適切なスキンケアを行うことが必要です。

肌の乾燥が進むとどうなるの?

肌の乾燥が改善されず、肌トラブルを抱える人は増えています。

そのまま肌の乾燥が進むと、どのような症状が起こるのでしょうか。

皮脂の過剰分泌

乾燥した肌はバリア機能が低下し、外部刺激からダメージを受けやすい状態です。

そこで肌の潤いをなんとかして補おうと、肌は自ら皮脂を分泌します。

その皮脂を、洗顔や脂取り紙などで取り除こうとすると、さらに分泌し過剰分泌となるのです。

皮脂の過剰分泌は乾燥によって引き起こされるというわけです。

場合によっては、脂性乾燥肌になっていることもあります。

脂性乾燥肌は、皮脂と水分のバランスが崩れ、水分が不足しているのに皮脂は多く分泌されている肌です。

かさつきが目立つ一般的な乾燥肌とは異なり、一見して乾燥しているように見えません。

しかも、顔の中に乾燥する部分とべたつく部分があるので、お手入れが難しい肌です。

肌が敏感になる

肌が乾燥すると、バリア機能が低下します。

乾燥肌は角質の隙間から細菌やアレルゲンが肌の内側に入りやすい状態です。

肌が守られないため、ちょっとした刺激にも過剰に反応し、肌が敏感に傾きます

シワが増える

乾燥によるバリア機能の低下が起こると、肌は角質を厚くして肌の内部を守ろうとします。

角質細胞自体には水分を保つ機能はないため、乾いた細胞に皮膚が覆われることとなるのです。

それは皮膚の柔軟性を奪うこととなり、肌がゴワゴワしてきます。

バリア機能も低下しているので、角質は隙間ができており、そこからは水分がますます蒸発します。

水分がどんどん蒸発することで、皮膚は硬くなってしまいます。

硬くなって柔軟性を失った肌は、皮膚に寄ったシワがもとにもどらなくなるのです。

シミができやすくなる

シミができる直接的な原因は、ほとんどが紫外線です。

紫外線のダメージから肌を守るために、肌の内側でメラニン色素を作ります。
これは体の防御機能なので、避けることはできません。

とはいえ、肌のターンオーバーが正常に機能していれば、メラニンも老廃物と一緒にはがれていきます。

ここで肌が乾燥していると、ターンオーバーが正常に行われず、メラニンが残ってしまうのです。

また、乾燥によるバリア機能の低下で、紫外線による刺激を受けやすくなっています。

そこへ紫外線が当たることで、必要以上にメラニン色素を作り、排出できないメラニンがシミとして定着してしまうのです。

中年以降にシミが増えるのは、加齢により肌が乾燥しやすくなっているためなのです。

肌の老化が進む

乾燥が進むと、角層細胞がしぼみ、肌の繊維が固まります。
すると肌はどんどん硬くなり、柔軟性を失って小じわとなるのです。

また、乾燥によるターンオーバーの乱れにより、肌の栄養が行き届きません。

ターンオーバーが乱れると、表皮の奥の真皮部分でもコラーゲンやエラスチンなどが作られず、減少してしまうのです。

乾燥からざらつき、くすみ、小じわ、たるみなどのトラブルが発生し、肌の老化が進みます。

肌の乾燥は、老人性乾皮症につながることもあります。

老人性乾皮症は加齢による乾燥が原因でおこる肌の機能の老化による皮膚疾患です。

かゆみを伴うことが多く、主に腰回りや脚に症状が現れます。
高齢者によく見られる症状ですが、症状が悪化し、皮脂欠乏症による湿疹につながることもあります。

乾燥肌の対策

肌の乾燥が進むとさまざまなトラブルを引き起こすため、ひどくなる前に対策しましょう。

スキンケア

間違ったスキンケア方法では、乾燥は改善するどころか悪化します。
正しくスキンケアをするために、次のようなことに注意しましょう。

保湿力の高い保湿剤でスキンケア

保湿剤は、肌の潤い成分である皮脂や、天然保湿因子・細胞間脂質を補うものをおすすめします。

なかでも細胞間脂質の主成分であるセラミドが含まれているものが保湿力が高く、乾燥肌には最適です。

また、香料、着色料や保存料など刺激成分が入っていないものを選びましょう。

体のかゆみに最適な成分が含まれていること

乾燥によりかゆみがある場合には、かゆみを抑える成分が入っているとよいでしょう。

かゆみの原因物質であるヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン剤や、肌を柔らかくする尿素などが代表的な成分です。

あまりにも乾燥やかゆみがひどい場合は、皮膚科を受診し、薬を処方してもらいましょう。

洗った後はすぐに保湿を!

洗顔後やお風呂上がりは、急激に肌から水分が奪われます。

肌を乾燥させないために、すぐに保湿をすることが大切です。

化粧水で水分を、乳液やクリームで潤いを補いましょう。

紫外線を防止しよう

紫外線の害はかなり有名ですが、秋から冬にかけてはおろそかになりがちです。

紫外線は一年中降り注いでおり、肌の乾燥を悪化させ、ダメージを与えます。

春から夏だけでなく、一年中紫外線カット効果のある化粧品を使用しましょう。

入浴で気をつけること

肌が乾燥するのは、顔だけではありません。

体の乾燥を防ぐために、入浴の際には以下のことに気をつけましょう。

40度以下のお湯を使用

お湯の温度が40度以上になると、肌の潤いを保つ皮脂や保湿成分が奪われます。

しかも、お風呂上がりに浴室から外へ出たときに、急に体が冷え、血行が悪くなるのです。

脱衣場の温度と浴室の温度をなくすよう、脱衣場を温めたほうがよいでしょう。

また、入浴に長い時間かけるのも、乾燥が進む原因です。

お湯につかるのは10分程度とし、15分以上の長風呂は避けましょう。

優しく洗う

スキンケアと同様、体もゴシゴシ洗うと肌が傷つきます。

石鹸などをよく泡立てて、手を使って優しく洗うのがベストです。

もちろん、お風呂上がりに体をふくときも、タオルで抑えるように水分をふき取ってください。

石鹸やボディソープは刺激の少ないものを

せっかく優しく洗っても、使った石鹸やボディソープの洗浄力が強すぎると、肌にダメージを与えます。

弱酸性やアミノ酸系の石鹸、保湿成分入りのボディソープなどを選びましょう。

入浴剤を使用するときにも、合成香料や着色料などの刺激物質が入っていないもの、セラミドやコラーゲン配合のものがおすすめです。

入浴順序に注意してみよう

入浴順序を工夫するとよいのは、シャンプーや石鹸のすすぎ残しが肌にダメージを与えるからです。

最初にシャンプー&リンスをしたあとで洗顔と体を洗って、すすぎ残しがないように流しましょう。

また、シャンプーやリンスを洗顔より先にするのは、洗顔後のデリケートな状態の肌にシャワーの刺激が加わらないようにするためです。

食生活から改善

肌を潤すためには、肌に必要な栄養を届けることが大切です。

食事で摂取した栄養は、最初に生命を維持する内臓などに、その後は、肌に届けられます。

そのため、栄養が不足しないよう、規則正しく摂取することも重要です。

栄養バランスのとれた食事

肌の生まれ変わりを正常にし、肌の保湿成分を生成するにはタンパク質・ビタミン類・亜鉛などのミネラルが必要です。

ビタミンやミネラルは不足しやすいので、積極的に野菜や果物を摂りましょう。

また、タンパク質として肉だけでなく魚・大豆製品・乳製品など、まんべなく食べることが必要です。

水分補給

体の中から潤いを補給するには、水分摂取も大切です。

人間の体は、60~65%が水分でできています。

水は、血液や消化液にも必要で、体を健康に保つには欠かせません。

当然、肌の美しさを保つためにも大切です。

また、適量の水分をこまめに摂ることで、食べ過ぎを防ぐメリットもあります。

一度に大量に飲るのではなく、こまめに水分補給しましょう。

とくに朝起きた直後や、寝る前・入浴後・運動中などは水を飲むオススメのタイミングです。

水分を摂りすぎても、体に負担をかけますが、肌の保湿のために、水分が不足しないように心がけましょう。

生活習慣

ほかにも、肌を乾燥させないために、なにができるでしょうか。

しっかり睡眠をとろう

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌の修復が行われます。

そのため、しっかりと睡眠時間を確保し、しかも良質な睡眠をとることが必要です。

成長ホルモンは就寝直後3時間に多く分泌されることがわかっています。

眠りに入ってから3時間に良質な睡眠をとることが、美肌への近道です。

就寝後3時間に良質な睡眠をとるには、就寝前2時間は何も食べないようにします。
そして、寝る前1時間は脳を覚醒させるパソコンやテレビ、スマホなどを避けるのがベストです。

空気を乾燥させないようにしよう

最近は一年中、空気の乾燥により肌が乾燥します。

加湿器などを使って部屋の湿度を保つようにし、空気が乾燥しないようにしましょう。

肌を刺激しない衣類がおすすめ

乾燥肌は、なるべく刺激を与えないことが大切です。

肌を刺激する衣類は、かゆみを感じることがあります。

掻いてしまうと肌が傷つき、傷から水分が蒸発することで乾燥が進みます。

肌触りのよい衣類や木綿、シルクなどの天然素材の衣類をつけるようにしましょう。

乾燥肌の改善は、できることからひとつずつ

肌の乾燥が進むと、シミやしわ・老化につながるだけでなく、敏感になって、さまざまな肌トラブルが起こります。

乾燥肌を改善するには、体の内外からケアが必要です。

まずは、保湿力の高い保湿剤を使用し、入浴方法や睡眠のとり方、栄養バランスに気をつけましょう。

ひとつひとつは地道な努力ですが、肌によい環境を整え、小さなことを積み重ねることで美しい肌を目指しましょう。

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