カネボウ美白化粧品の白斑事件とは?知っておくべき要注意成分

みなさん、化粧品の成分などを気にして使ったことはありますか?
一般的に流通している化粧品なのだから、害があるものを使っていないだろうと安易に考えていませんか?

化粧品によっては、肌にとても良くないものが入っているんです。

特に注目したいのが美白化粧品。
世代を問わず、美白化粧品は多くの女性に人気があります。

しかし、この美白化粧品を使って「白斑(はくはん)」になってしまったというケースがあるんです。
そのケースとは、カネボウの美白化粧品による白斑事件です。

この白斑事件は他人事とは思えない、多くの女性に関わる事件です。

今回は白斑事件の経緯、注意すべき点をまとめてみました。

カネボウ美白化粧品の白斑事件とは?

2013年7月4日、カネボウが美白化粧品の回収を発表しました。
カネボウの美白化粧品が白斑を引き起こしていたからです。

2018年7月10日時点で、白斑状態を確認できた方は19,593人とされ、現在でも該当商品の回収、対応を行っています。

参照:カネボウ、看板ブランドに打撃 美白化粧品回収(日本経済新聞)
白斑様症状確認数と和解状況/対象製品回収数(Kanebo 2013年7月美白商品自主回収について)

そもそも白斑ってなに?

白斑とは、顔だけでなく全身の皮膚の色の一部が抜けてしまい、その部分だけ白くなってしまう病気です。
見た目には、日焼けの後に皮が剥けたように見えます。

しかし、これは皮がむけたのではなく病気です。
色素を作るメラノサイトが死んでしまったために、白くなってしまっているのです。
白斑になった部分は色素が薄くなっているため、紫外線に弱くなり、かゆみを感じてしまうこともあります。

白斑の原因は?

白斑の原因は一般的に、日焼けやケガなど外的要因のお肌への刺激のほか、ストレスや遺伝的要因もあると言われています。

また、年を重ねることで体に米粒ほどの大きさの白斑が出現することがあります。
これは老人性白斑といって、加齢による影響だと考えられています。

今回の白斑の原因成分はロドデノール!

白斑の原因となったロドデノールは、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐため、美白成分として加えられました。
カネボウ化粧品独自の研究で開発された成分で、厚生労働省からもシミ、そばかすを防ぐ効能があると承認されていたものでした。

ロデノールはカネボウ独自の成分であるため、配合されている化粧品はカネボウ化粧品、および関連会社である(株)リサージ、(株)エキップ(RMK,SUQQU)のみです。

ロドデノールで色が抜けるのはなぜ?

そもそもメラニンが作られるのは、チロシンがチロシナーゼによって酸化されるから。
ロドデノールはチロシンの代わりにチロシナーゼと一緒になることで、メラニンを作らせないようにする仕組みでした。

しかし、ロドデノールはチロシナーゼと一緒になるなることで代謝され、「ロドデノール代謝産物」という物質になっていたようです。
この「ロドデノール代謝産物」の量が増えると、メラノサイトの元気がなくなり、白斑の状態になるとのことです。

参照:「ロドデノール含有化粧品の
安全性について Q5.どうして色が抜けるのですか?」(公益社団法人日本皮膚科学会)

カネボウが自主回収した商品は54品

カネボウが自主回収対象としたのは、系列会社含め54品です。
商品名のリストは以下の通りです。

株式会社カネボウ化粧品

株式会社カネボウ化粧品は株式会社カネボウから化粧品事業部を切り離して、スタートした化粧品会社です。
また、花王株式会社の完全子会社の化粧品会社です。

ロドデノール配合の化粧品は計5ブランドで扱っていました。

カネボウブランシールスペリア

・ホワイトディープクリアコンディショナー全7品
・ホワイトディープミルキィコンディショナー全3品
・ホワイトディープナイトコンディショナー全4品
・ホワイトディープマスク
・ホワイトディープUVデイプロテクター

suisai

・ホワイトニングエッセンス

トワニー

・エスティチュードホワイトローション全6品
・エスティチュードホワイトUVプロテクトセラム
・エスティチュードホワイトクリアタイトマスク
・センチュリーザ・ローション全2品

インプレス

・ICホワイトローション全2品
・ICホワイトエマルジョン全2品
・ICホワイトフィットマスク3D
・グランミュラローション

アクアリーフ

・MCTホワイトニングエッセンス

株式会社リサージ

株式会社リサージは株式会社カネボウ化粧品の子会社です。
2014年には吸収合併され、現在リサージはカネボウ化粧品のブランドの1つとなっています。

リサージでは美白化粧品のラインナップほとんどにロドデノールを配合していました。

リサージ

・ホワイトスキンメインテナイザー全8品
・ホワイトホワイトニングリペアクリーム
・ホワイトトライアルセット全4品
・ボーテサーキュリードa

株式会社エキップ

株式会社エキップはデパート化粧品ブランドのRMKとSUQQUを展開しています。
株式会社カネボウ化粧品との関係会社のため、ロドデノールを配合した商品を取り扱っていました。

RMK

・スキンチューナーブライトニング全2品
・インテンシブブライトニングエッセンス

SUQQU

・ホワイトニングリペアエッセンス
・ホワイトニングローション
・ホワイトニングバリアエマルジョン
詳細については以下のサイトをご利用ください。

参照:対象商品について(Kanebo 2013年美白商品自主回収について)

自主回収までのカネボウの対応

2013年7月に自主回収をする前、2011年頃から白斑被害が寄せられていました。
これを当時の担当者は相談者固有の病気として処理をしています。

しかし、2013年5月に大学病院医師から「カネボウ化粧品の製品を使用し、白斑が出た例が3件ある」と指摘され、その後に調査を開始しています。

2013年7月4日には会見を開き、ロドデノールが配合された製品の自己回収をはじめ、対策本部を設置しています。

自主回収から現在までの治療費の対応は?

当初、白斑被害者の方はカネボウの誠意が感じられず、その対応に大きな不満を持っていたといいます。

被害者の方からカネボウへ連絡を入れたが、それ以降、連絡がない、治療費は先に自己負担してほしいなど言われたという情報があります。

また、当初は、保険適用内の治療のみ、対応するとのことでした。
しかし、2013年9月10日、保険適用外の費用も負担することを発表しました。

2015年4月17日、第一次訴訟を提起

白斑被害救済東京弁護団は、再三の解決金の交渉を行ってきました。
しかし、解決金の詳細な算定の根拠、支払い時期、支払い対象など、一切開示がありませんでした。

そのため、弁護団は早期解決が難しいと判断し、東京地方裁判所に損害賠償請求訴訟を提起しました。
損害賠償請求額は原告の被害状況によって変わりますが、平均17,720,000円です。

2016年12月の時点で、原告は計31人となっています。
また、2016年7月13日には、広島地裁でカネボウに対し1億3千万の損害賠償を求めた訴訟で和解が成立しています。

しかし、原告側の弁護士からは「残っている傷も心の傷も消えることはない」「今後は治療方法の開発や再発防止に取り組んでほしい」と原告の40代女性のコメントを発表しています。

2018年7月2日には北海道の原告18名と和解

2018年7月2日には北海道の全原告18人全員の和解が成立しています。
同社が症状に応じて解決金を支払うとしていますが、金額は非公表です。

参照:カネボウ白斑訴訟で和解 北海道の全原告女性18人(産経ニュース)

2018年8月6日には44人に解決金

2018年の6月6日には大阪地裁で調停が成立。

女性44名が約8億円の損害賠償を求めていましたが、金額は明らかになっておらず、カネボウ側が全員に解決金を支払うことで合意されています。

参照:カネボウ化粧品の白斑被害、女性44人の調停成立 大阪地裁(産経ニュース)

カネボウでは医療費・交通費のほか、精神的慰謝料、休業補償、後遺症慰謝料相当の補償など、適正な内容の保証を行うとしており、今も随時対応をしているようです。

カネボウ以外にも白斑の危険性がある?

カネボウ以外でも白斑の危険性がある15商品が報告されています。

しかし、因果関係がはっきりしていないため、メーカー名、商品名の公表はされていません。

また、この被害に関しては、ごく少数が報告されています。
後日、原因がはっきりした時点で、報告されることになっています。

白斑被害にあわないためには販売実績を確認したり、海外商品、美白効果の高い成分を避けるのがベター。
また、合成成分よりも天然成分を選ぶとより安全性が高まります。

白斑の心配がある美白成分は?

ロドデノール以外にも白斑が起こる可能性のある美白成分はあるのでしょうか?
以下のものは、注意しましょう。

ハイドロキノン

美白効果の高いハイドロキノンですが、こちらも多く使用したり長く使用すると白斑の可能性が!
また、高濃度ハイドロキノン(4%以上配合されているもの)は、白斑が出る可能性が高くなります。

ハイドロキノンモノベンジルエーテル

メラニン色素の合成を効果的に抑制できますが、毒性が強いです。
長期間使用すると、白斑が起こります。

自分の目でしっかり確かめよう!

いかがでしたか?
国が認可しているものでも、安心できないということがわかりました。

大々的な宣伝がうたれている、大手メーカーが出している商品だからといって、安易に信用しない方がよいのです。
入っている成分、口コミなどを十分検討したうえで、自分にあった美白化粧品を見つけましょう。

白斑の危険性のない美白化粧品はこちら

※本記事の情報は掲載当時の情報となります。
※本記事の美白とは、メラニンの生成をおさえ、シミやそばかすを防ぐこと(医薬部外品)、また、メーキャップ効果によってお肌を白く見せること(化粧品)です。
※本記事のエイジングケアとは、年齢に応じた化粧品でのケアのことです。
※本記事の口コミは個人の感想です。効果・効能を示すものではありません。

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