「乾燥や小じわが気になる」
「冬になると粉吹きが目立つ」
といった乾燥による肌の悩みは、だれもが感じているようです。
そんな悩みの解決に役立ってくれるのが、保湿力の高いセラミドクリーム。
この記事ではオススメのセラミドクリーム10選と、セラミドクリームを選ぶときに知っておきたい4つのポイントを詳しく紹介します。
オススメのセラミドクリーム9選!
セラミドクリームといっても、価格や成分、テクスチャーもばらばらで、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
セラミドクリームを選ぶポイントは5つ!
- 刺激の少ないヒト型セラミド配合
- セラミドの配合量が多いもの
- セラミド以外の保湿成分が配合
- 続けて使える値段のもの
- 肌に優しいもの
こちらのポイントを元に編集部でオススメをピックアップしました。
※価格は全て税込みです。
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セラミドクリームを選ぶ5つのポイント
実際にセラミドクリームを選ぶときには、どのような点に注目すればよいのでしょうか。
知っておきたいポイントをみていきましょう。
刺激の少ないヒト型セラミドがオススメ
合成されたセラミドには4つの種類があると紹介しましたが、なかでもヒト型セラミドを配合したクリームがとくにおすすめです。
ヒト型セラミドは、人の肌にあるセラミドにもっとも近い構造をしていることから、刺激が少なく敏感肌でも安心して使えます。
また肌に浸透しやすいため、高い保湿効果を期待できるのです。
パッケージの成分表示欄には、ヒト型セラミドは「セラミド1」や「セラミドNP」といったように書かれているので、チェックするとよいでしょう。
セラミドの配合量はどれくらいか
セラミドが含まれている化粧品を使っても、微量では高い効果を実感できません。
そこで、セラミドの配合量にも注目しましょう。
化粧品には、すべての成分表示が義務付けられており、配合量の多いものから順に記載されているのです。
正確な内容量はよくわからなくても、成分表示欄を見たときに、セラミドが上位に記載されていれば、セラミドは比較的多く含まれていると考えられます。
セラミドのほかにも保湿成分がプラスされているもの
セラミドのほかにも、保湿に役立ってくれる成分があります。
ヒアルロン酸やコラーゲン、プロテオグリカンなどは、セラミドとは異なる特徴を持った保湿成分です。
低刺激で、肌なじみもよいため、セラミドと同時に浸透することで、うるおいをさらに保持できます。
セラミドにプラスした化粧品成分で、さまざまな方面から保湿を促しましょう。
続けて使える値段のもの
セラミドクリームは、有名ブランドや質がよいものになればなるほど、値段が上がってしまいます。
しかし、質のよい高価なものを選んで、一定期間使ったとしても、なかなか効果を実感できません。
長い期間で根気よく続けられなければ、効果を実感することは難しいのです。
とはいえ、あまり安価になってしまうと、成分が薄くなりすぎるので、自分が続けられる値段で選びましょう。
肌に優しいもの
肌が乾燥している状態は、バリア機能が正常に働いていません。
つまり、刺激を受けやすく、肌トラブルを起こしやすい状態なのです。
そのため、化粧品に含まれている成分は、なるべく肌に優しい、無添加の化粧品を選びましょう。
石油系界面活性剤・パラベン・合成着色料・合成香料のような、肌にとって不要なものが、多く含まれていないクリームが肌に優しいといえます。
とはいえ、肌に優しく敏感肌用の化粧品だったとしても、すべての肌質に合うわけではありません。
そこで使用する前には、必ずパッチテストを行ってください。
パッチテストを行って、異常が現れたときは、すぐに洗い流し、使用をしないことをオススメします。
パッチテストをするためにも、トライアルセットや返金保証があるものを選ぶとよいでしょう。
セラミドクリームの正しい使い方
おすすめのセラミドクリームをごしょうかいしてきました。
でも、せっかく質のよいセラミドクリームを使っても、使い方が間違っていたのでは高い効果は実感できません。
ここからは正しい使い方をみていきましょう。
クリームを使うタイミング
セラミドクリームは、化粧水や美容液をつけた後に使うことで、より保湿効果を高められます。
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液
- セラミドクリーム
水分の高い化粧水や美容液は、肌に浸透しやすいのですが、そのまま水分を保持できません。
油分が少ないため、あっという間に、水分が蒸発してしまうのです。
セラミドクリームで、肌を保護することで、角質層にセラミドが浸透し、水分をしっかりと保持できます。
クリームのなじませ方
クリームは、つける前に手のひらで温めると、肌なじみがよくなります。
クリームをつけるときには、こすったり、強く肌にすりこんではいけません。
肌に刺激を与え、かえって乾燥の原因になってしまうことがあるためです。
またクリームは一度に大量につけるのではなく、目元や口元のような、顔のなかでも皮脂分泌の少ない部分からなじませましょう。
その次に、顔の全体をクリームで保護するように、優しく広げてください。
仕上げに、ハンドプレスでやさしくおさえこみましょう。
そもそもセラミドが肌に必要なのはなぜ?
そもそもセラミドってなにでしょうか。
セラミドが果たす役割や種類について詳しくみていきましょう。
セラミドってなに?
セラミドは、もともと肌に存在している成分で、肌のうるおいを保持します。
セラミドは角質層にある細胞間脂質のひとつで、天然保湿因子(NMF)が抱え込んでいる水分を逃がさない働きがあるのです。
肌の細胞は、水分と油分が規則正しく配列されるよう、ラメラ構造という構造でなりたっており、セラミドは、肌の細胞同士をくっつける働きをしています。
もしセラミドがなくなったとしたら、肌の水分量が80%も低下する可能性があるのだそう。
それほど、セラミドは肌にとって非常に重要な成分です。
セラミドが減少すると、角質をつなぐ力が弱くなるため、表皮ははがれやすくなります。
その結果バリア機能が低下してダメージを受けやすくなります。
バリア機能が低くなると、肌が乾燥したり、シミやシワ・たるみができてしまうのです。
セラミドは加齢とともに減少する傾向があり、40代になるとセラミドの量は20代の約半分にまで減ってしまうといわれています。
年齢が上がるにつれて、シミやシワができやすくなるのは、セラミドの減少と関係がある可能性が高いといわれているのです。
セラミド配合の化粧品はなにか意味があるの?
セラミドは、角質層に多く含まれています。
皮ふのなかでも、角質層は一番外側にあるため、化粧品でセラミドを浸透させることは可能です。
肌の奥にある、真皮層まで化粧品を届けることは、難しいといわれていますが、角質層であれば直接補えます。
また、セラミドは肌にもともとある成分なので、浸透力も高く、肌に優しいのです。
そのため、敏感肌の方でも使える、効果の高い保湿成分として、注目を集めています。
セラミドの減少に歯止めをかけるためにも、セラミドが配合された化粧水や保湿クリームなどを使う必要があるといえるでしょう。
セラミドの4つの種類
化粧品などに含まれるセラミドは、大きく4つに分類できます。
それぞれの表示のされ方や特徴について詳しくみていきましょう。
ヒト型セラミド
成分表示欄には、バイオセラミドや、セラミドにプラス番号(セラミド1、セラミド2)のように表記されます。
名前に「ヒト」とあるように、ヒト型セラミドは、人の体内にもとからあるセラミドとほとんど同じ化学構造をしています。
そのため、刺激が少なく、肌への負担がほとんどないことと、浸透率が高いことが特徴です。
高い水分保持力を持っていて、浸透力にも優れていますが、高価なのがデメリットといえます。
水には溶けない性質のため、化粧品に配合するには、ナノ化したり、乳化剤や油分が必要です。
植物性セラミド
成分表示欄には、加水分解コンニャク根、植物性セラミド、コメヌカスフィンゴ糖物質などのように表されます。
植物性のため、こんにゃくやお米、とうもろこし、大豆などを原料とする成分です。
比較的値段が高くなく、刺激が少ないほか、保湿効果もあります。
ただし、植物性セラミドの含まれている化粧品を使う場合には、あらかじめ成分の原料を確かめたうえで、植物のアレルギーに注意ししてください。
天然セラミド
成分表示欄には、ビオセラミド、セレブロシドなどと表記されます。
動物由来の成分であり、おもに馬が代表的で、馬の脊髄などから抽出されることが多いのです。
肌への浸透力が高く、天然セラミドは摂取することで、肌がセラミドを生成するのを促す役割があるといわれています。
少し高価な成分のため、天然セラミドの含まれる化粧品は少し値段が高いかもしれません。
しかし、保湿力の高さも確かで、現在注目されているセラミドのひとつです。
疑似セラミド
成分表示欄には、合成セラミドと記名されることがあります。
石油が原料の、化学的に合成されたセラミドです。
安価で大量生産が可能なことから、化粧品に頻繁に使われます。
ほかのセラミドと比較すると、多少効果が薄れるといわれていますが、肌の保湿には有効です。
セラミドクリームは高い保湿効果が期待できる!
セラミドクリームを使うと、肌にどんな変化をもたらすのでしょうか。
具体的なメリットを紹介していきます。
乾燥肌を改善
乾燥肌になると、肌がかさついたり、粉を吹いてしまうことがあります。
また年齢を重ねることで、肌が乾燥し、くすみや小じわ・ほうれい線などが気になるのではないでしょうか。
乾燥肌は水分不足によって起こりますが、化粧水やローションで、ただ肌に水分を与えただけでは、肌の乾燥を直せません。
一時的に潤ったとしても、時間がたつと蒸発し、すぐに乾燥状態に戻ってしまいます。
乾燥肌を根本から改善するためには、角層の水分保持力を高める保湿物質を補い、水分の蒸発を防ぐことが必要です。
セラミドは、角質層内でラメラ構造をつくりあげ、肌のバリア機能を保つため、ほかの保湿成分と比べると、根本から乾燥を改善するのに役立つと考えられます。
短期間で保湿効果を発揮
セラミドは水に溶けにくため、油溶性成分の多いクリームは、化粧水やローションよりも、セラミドと相性がよいのです。
そのため、クリームはセラミドを高い濃度で配合できます。
短期間で高い効果を発揮させるためには、セラミドクリームを使うことが望ましいでしょう。
セラミドクリームは高い&べたつく?
セラミドクリームは、肌に重要な役割を果たしますが、使用するなかで気になる点もあります。
どのようなデメリットがあるのかをみていきましょう。
コストパフォーマンスがあまりよくない
セラミドクリームには、種類が多くありますが、値段は比較的高く設定されています。
もちろんドラックストアなどで購入できる、手軽な値段のクリームもあります。
ただ、有効成分以外に保存料などの余計な成分が多いため、セラミドの含有量は低いことが多いようです。
より高い効果を実感するためには、使い続けることが重要ですが、値段が高くなると購入し続けることが厳しくなることも。
「高価なので、毎日使うのがもったいない」というときは、続けられる金額のアイテムを探すことがベストといえるでしょう。
またスポット的に、肌の乾燥が気になるときや、冬場だけなど限定して、セラミドクリームを使うのもよいかもしれません。
自分に合った使い方で、無理なくスキンケアをしていきましょう。
ベタつきが気になるものがある
セラミドは水に溶けないため、クリームには油分が多く含まれています。
そのため、セラミドクリームのベタつきを、感じる場合があるようです。
就寝前などにたっぷりクリームをぬると「布団についてしまったり、顔に触れられない」と気になる方がいるかもしれません。
メーカーが推奨している規定量を使い、しっかりと肌になじませましょう。
それでも、油分の多さが気になる場合には、クリームよりも油分を抑えてある乳液でスキンケアの仕上げをしてみてください。
セラミド配合量をみると、クリームよりは少なくなるケースが多いのですが、べたつきは軽減されます。
自分に合ったセラミドクリームで乾燥知らずの肌へ
セラミドは肌にもともとある、大切な保湿成分です。
乾燥している状態は、肌のバリア機能が低下して、保水ができなくなっている状態といえます。
そのバリア機能を補って、肌の保水力を高めるために、セラミド配合のクリームが役立つのです。
セラミドの種類や価格、使用感を照らし合わせると、異なる特徴を持った商品が多くあります。
まずはトライアルセットや、返金保証があるもので、肌に合うか試すとよいですね。
肌に合うものがあれば、定期コースなどをお得に利用して、長期間保湿を続けると、モチモチのウル肌も夢ではありません。
自分にぴったりのクリームを見つけ出し、常にうるおいのある、乾燥知らずの肌を手に入れましょう。
