赤ちゃんの保湿やマッサージに使うベビーオイル。
赤ちゃんの肌に使えるのだから、大人でも安心して使えそう。
けれども、顔の保湿に使っても大丈夫なのかと気になる人もいます。
実際のところ、ベビーオイルで顔の保湿ができるのでしょうか?
ベビーオイルを顔に使う時の注意点、顔の保湿のほかの使い方を紹介します。
目次
ベビーオイルで顔の保湿はできる?
赤ちゃんのボディマッサージに使われているベビーオイル。
冬場などカサカサしやすい赤ちゃんの肌の乾燥を守るために使っている人も多いです。
赤ちゃんの乾燥肌に使えるので、「条件付き」で大人の顔の保湿もできるのです。
どんな肌質がいいのか?
赤ちゃんに使えるベビーオイルなので、誰でも安心して安全に使えると思われがち。
しかし、脂性肌やニキビ肌には注意が必要です。
ベビーオイルは付ける量によっては毛穴をつまらせてしまうことに。
脂性肌やニキビ肌が悪化して肌トラブルの原因となることがあるので注意が必要です。
ベビーオイルを使って保湿することは可能か?
肌へ塗ることで肌の保護膜として働くベビーオイル。
そのため、毛穴から水分が蒸発しないようにふたをする効果があります。
しかし、ベビーオイルそのものには水分を補充し保湿する効果がないのが事実。
あくまでもベビーオイルは肌の保護膜として作用するだけ。
でも、一時的な保湿効果としての期待は持てます。
ベビーオイルだけで保湿することはできるのか?
肌の保護膜としてのみ働くベビーオイル。
ベビーオイルが肌へ浸透すること、ましてや水分を補充することも期待できません。
だから、ベビーオイル単体だけでは保湿効果の期待はゼロなのです。
どんな方法で保湿するのがいいのか?
ベビーオイルには水分補充する効果がありません。
だから、洗顔後には化粧水などで顔への保湿をしっかり行うことが大切です。
その後で、ベビーオイルを塗るのがおすすめの方法といえます。
大人が顔にベビーオイルを使う方法
保湿効果が非常に高いことで知られているベビーオイル。
一般的に、大人が使う場合は保湿対策に使うケースが圧倒的に多いです。
他にも、大人が顔に使う方法として考えられるのは次の2点。
- スキンケアに活用
- メイクに活用
クレンジングとして使う
市販のクレンジングを使うと肌荒れを起こしてしまうと悩んでいる人もいます。
ところが、肌に優しいものはクレンジング力が弱いという別の問題が出てくるので厄介。
では、肌荒れの心配なく、クレンジング効果に期待できるものってないの?
この場合、ベビーオイルでクレンジングをするのがおすすめです。
-
クレンジング方法
- 手にベビーオイルを適量出して、体温で温める。
- 顔にくるくるとマッサージをしてから洗い流す。
クレンジングだけでなく、保湿ケアも同時に行えるので一石二鳥です。
もしベビーオイルでメイクがしっかり落ちない場合は敏感肌向けのクレンジングもオススメです。
洗顔に1滴加えて使う
普段使っている洗顔料にベビーオイルを1滴加えて混ぜるだけ。
-
洗顔方法
- 手に取った洗顔料にベビーオイルを1滴加えて混ぜ合わせる。
- いつも通りに泡で優しく洗顔し、洗い流すだけ。
(泡立ちが一層良くなることを体感できるはず。)
たったこれだけで、肌がもちもちするのを実感できます。
乾燥が心配な洗顔でも、保湿ケアが同時にできるのでとっても安心。
保湿として使う
繰り返しになりますが、ベビーオイルには水分を補充する効果がありません。
あらかじめ保湿しておくことがポイントになります。
-
保湿方法
- 洗顔後、顔に化粧水といった保湿剤をつけて、水分をしっかり補充しておく。
- 顔全体にベビーオイルを適量塗る。
ベビーオイルは個々の毛穴にふたをする効果があります。
ベビーオイルが顔の保護膜として作用することで、肌の水分蒸発を防ぐのに効果的。
その結果、保湿効果が期待できるようになるのです。
ベビーオイルを使う前には保湿性の高い化粧水を使うのがオススメです。
顔の角栓ケア
顔の角栓は見た目だけでなく、化粧のりも悪くなりがちに。
市販の角栓ケアアイテムを使って角栓ケアすることもできます。
しかし、角栓ケアしながら肌ダメージをあたえているケースが案外多いのも事実。
ベビーオイルを使って、角栓ケアすると肌ダメージの心配もなくなります。
-
角栓ケアのやり方
- 体温でベビーオイルを温めておく。
- ベビーオイルを綿棒につける。
- 気になる角栓部分に綿棒でマッサージするように塗る。
- 最後に、洗い流せば角栓がすっきりと落ちています。
さらに角栓ケアについて詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。
ファンデーションにプラスして使う
- パウダーファンデーションの場合
- リキッドファンデーションの場合
ファンデーションをつける前にあらかじめ顔へ適量のベビーオイルを塗っておく。
そうすることで、ファンデーションがなじみやすくなります。
そして、しっとりとファンデーションがつけられることを実感できるはず。
ベビーオイルと混ぜてつけることで、一段とツヤ感がアップすることに。
ベビーオイルでアレルギー症状が出る?
基本的に、ベビーオイルの成分は安心して安全に使えるもの。
だから、一般的にはアレルギーの心配はそれほどありません。
しかし、アレルギー体質や肌質によってはまれにアレルギー反応を起こすことも。
特に、注意が必要な人は次のケースです。
- 花粉症や植物性のアレルギーを持っている
- 乾燥肌や敏感肌の人
乾燥肌には注意
乾燥肌にベビーオイルを使うと乾燥がひどくなることがあるので要注意。
そもそもオイルにはオイルどうしが近づく性質があります。
特に、ベビーオイルは、肌に浸透しないで、肌の表面にとどまる性質がありました。
オイルの性質上、肌内部の脂分も肌表面のベビーオイルに引き寄せられがちに。
その結果、脂分が少なくなった肌内部では水分を維持する力も弱くなります。
肌表面がべたつき、肌内部が乾燥している肌が「インナードライ」なのです。
「インナードライ」は肌トラブルの原因になりやすいので避けたい肌質です。
インナードライの方はお肌の水分量を維持するため、しっかりとした保湿クリームなどを使うのがオススメです。
セラミド配合の保湿クリームなどを選びましょう。
ベビーオイルの成分は?
ベビーオイルの成分はミネラルオイルと酢酸トコフェロールの2種類。
酢酸トコフェロールはベビーオイルの酸化安定剤としてだけ働きます。
配合量もごくわずかなので、ベビーオイルの主成分はミネラルオイルといえます。
このミネラルオイルは炭化水素オイルの一種。
他のものとは反応しにくい安定した性質があるのが特徴です。
ミネラルオイルとは何?
ミネラルオイルとは鉱物油とも呼ばれます。
鉱物油は石油からプラスチックや様々な工業製品が作られた後に残る廃油。
だから、鉱物油ときくと、肌に塗っても大丈夫?と心配になる方もいるでしょう。
鉱物油は皮脂とは全く違う構造をしているので、人間の肌にはもともと存在しないもの。
さらに、他のものと反応しにくい性質なので肌への浸透は一切ありませんのでご安心を。
また、廃油を高度な技術で精製してできたものが鉱物油。
長期劣化の心配のない安定したオイルともいわれています。
そのため、傷口の保護用として医療用のワセリンにも利用されています。
パッチテストでお肌に異常がないかチェックする
- 太ももや二の腕に使用予定のベビーオイルを10円硬貨大の大きさを塗り広げる。
- そのまま15分から20分程度放置。心配な場合は24時間放置する。
- 赤みや痒みといった違和感がなければベビーオイルの使用にほぼ問題はなし。
ただし、その日の体調にも関係があり、実際に使い始めてから違和感があることも。
心配な場合は様子を見ながら使用しましょう。
ベビーオイルを安全に使うために
ベビーオイルは酸化しやすい性質があります。
ベビーオイルの酸化は、質の劣化とベビーオイル本来の効果も期待できなくなることに。
ベビーオイルには使用期限があります。
正しい方法で正しい保管をしながら、効果的にベビーオイルを使うようにしましょう。
保存場所は?
ベビーオイルは酸化しやすい性質があるので、避けたいものは紫外線。
オイルの中には色つきの容器に入っているものがあります。
色つきの容器に保管することで、紫外線の影響を防ぐことができます。
一般的には透明な容器に入っていることが多いベビーオイル。
直射日光の当たらない、低温な場所で保存するような意識が大切です。
使用期限は?
ベビーオイルの酸化は質の劣化を意味するので、使用期限はとても重要。
基本的には、使用期限は容器に記載されている日付を参照するのが良いです。
しかし、開封済み、保管場所、保管条件によっては使用期限が短くなることも。
一般的に、保存状態が良くて、約1か月から3か月が使用期限の目安と言われています。
開封後はなるべく早めに使い切ってしまう方が安心で安全です。
保管方法は?
ベビーオイルは一度酸化してしまうと、質の劣化がどんどん進んでいきます。
酸化を防ぐためにも次の点が大切です。
- なるべく外気に触れない
- 菌が繁殖しないためにも清潔な状態で使用する
そのために気をつけたい使い方があります。
- 蓋を開けたらすぐに閉める
- 清潔な手で取り扱う
- 使用済の綿棒をじかにつけない
そもそもベビーオイルって何?
赤ちゃんや小さい子の肌は外部刺激に弱く敏感になりがち。
そこで、扱いやすく、低刺激で肌の表面をしっかりカバーできるものが必要となります。
まさに、ベビーオイルは外部刺激から肌を守ってくれる低刺激で安全なオイルです。
知られているように、ベビーオイルは赤ちゃんや小さい子ですら安心して安全に使えます。
だから、大人までもが安心して使える万能なオイルともいえます。
根本的に乾燥を治したい人はどうしたらいい?
ベビーオイルだけを使い続けると乾燥がひどくなってしまうことがあります。
あくまでもベビーオイルは肌の保護効果があるという認識が大切。
また、肌に薄くつけるだけでも保護効果は十分期待できることもお忘れなく。
必要以上にベビーオイルを塗ることは肌トラブルの原因となります。
使う量にも注意が必要です。
根本的に乾燥を治したい人は次の点に気をつけましょう。
- 保湿効果の高い化粧水で保湿する
- しっかり保湿した後でベビーオイルを顔全体に薄く塗る
乾燥がひどい場合はベビーオイルをクレンジングや洗顔にも取り入れるのも効果的。
- ベビーオイルだけでクレンジングする
- 洗顔剤にベビーオイルを1滴程度混ぜてから洗顔する
ベビーオイルは使い方に気をつければ万能なオイル
赤ちゃん専用だと思っていたベビーオイル。
正しい使い方をすれば、大人の顔の保湿もできます。
また、さまざまな方法で活用できる万能なオイルともいえます。
ただし、根本的に乾燥肌を治したい、良くしたいと思っているのなら、お肌の水分量をアップさせる成分(セラミドやヒアルロン酸)が配合された化粧品がおすすめです。
ベビーオイルはあくまで一時的な保湿効果のみ期待できます。
単体での使用より、他の化粧品をつかったあとや、+αで使う方が肌トラブルが起きにくく、高い効果が期待できるので、うまく組み合わせて使っていきましょう!
※本記事の口コミは個人の感想です。効果・効能を示すものではありません。
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